歯科医師コラム

歯科医院が採用したい「歯科医師」とは?

歯科医院が採用したい「歯科医師」とは?

求人票を見て面接に行ったけど不採用だった、もしくは辞退した。という経験はありませんか?歯科医師を募集している医院と、働きたい歯科医師なのにこういう結果になるのはなぜでしょうか?

それは「歯科医院が求めている歯科医師」と「歯科医師が求めている歯科医院」ではなかったからです。これは求人票には記載されない「見えない部分」があるからです。

 

歯科医院が採用したい「歯科医師」

歯科医師を募集していると言っても、求めている人物像は歯科医院によって全く違います。弱に言えば多くの歯科医院が求人をしていても、それぞれ求めている人が違うからこそ、探せば自分に合った歯科医院が見つかるということです。求人票には制限があり記載できないことも多々あります。記載はしていないけど、医院がひそかに持っている人物像はあります。これまでに歯科医院から聞いた内容を少しご紹介してみます。

性別の希望

 男女雇用機会均等法では「事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない」と定めており、男性限定・女性限定の募集・採用も同様に禁じられています。そのため求人票にはこの記載ができません。しかしながら、多くの歯科医院はひそかにどちらかに限定している場合も少なくありません。

例えば、

・ 新卒枠で3名を予定しているが、すでに2名は女性の採用が決定しているので、出来れ  

  ば1名は男性が欲しい。

・ 院長以外すべて女性なので、出来れば男性ドクターが欲しい。

・ 更衣室が男性ドクター用しかなく、女性ドクターの場合スタッフと一緒に使ってもらう

  事になるので、できれば男性ドクターがいい。

・ 院長は小児歯科が苦手なので、優しい雰囲気の女性ドクターに来てもらいたい。

など、男女どちらでもOKという場合ももちろんありますが、このように希望がある場合も多いのです。求人票に「女性優遇」といったような文言が記載されていれば、女性を希望されているのかもしれません。

年齢の希望

雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。これにより、求人票にこういった記載をすることも出来なくなりました。とはいえ、この年齢制限というのは募集するにあたってかなり歯科医院は絞り込まれています。

例えば、

・ 院長よりも年下のドクターがいい。

・ セミナー参加などを積極的にしてくれる若手のドクターがいい。

・  新卒採用はあまり考えていなくて、経験者で即戦力になってくれるドクターがいい。

・ 若い女性ドクターは患者さんが衛生士と間違えることがあるので、少し年齢のいったド

  クターがいい。

といった希望を医院側からよく聞きます。やはり自分よりも年下がいいという院長は多いです。比較的開業して間もない院長でドクターを採用したいという方は、たいてい、自分よりも年下で自分が教えてあげられるような弟的な人を希望されます。

もちろん、若いドクターが良いというわけでは決してありません。新卒を教える余裕は無く、即戦力で働いてもらえる人を探している場合も多くあります、その場合は「経験〇年以上」といった記載方法や、「経験者優遇」などといった記載をされている場合も多いです。逆に若いドクターを希望されている場合は、「新卒歓迎!」「学べます」「マニュアル完備」というように「教育」に着目をした記載をされていることが多いです。

 

未婚か既婚か?

これまでの私の経験で「未婚か既婚か」を気にされた歯科医院もありました。どうしても女性スタッフが多い院内のため未婚の男性ドクターが入ると院内がざわついてしまうため、「未婚者」であれば採用は見送りたいとのことでした。

また「既婚者」の方が生活がかかっているため責任感があると言われた院長もおられましたが、逆に「既婚者」だと家の雑用も多くなり、日曜日のセミナー参加など出にくくなるため「未婚」の方が良いと言われる場合もあります。どちらにしても少しはそのあたりも医院側は気にされる要素ではあるようです。

キャラクターが合っているか?

キャラクターとは、性格・人格・その人の持ち味の事です。これは見えない部分なのですごく難しいのですが、例えばわかりやすい言葉でいうならば「おとなしい子」「やんちゃな子」という分類の仕方をすればいかがでしょうか?

「やんちゃな子」 ・・・ 「おおらか」「陽気」「明るい」「物おじしない」

             「社交的」

「おとなしい子」 ・・・ 「人見知り」「内向的」「おとなしい」「無口」

             「まじめ」

もちろん一概には言えませんが、わかりやすいところでこのようなイメージで分けてみました。これは人それぞれなので、決してどちらが良い悪いというものではありません。ただ、このミスマッチは致命傷になります。

しかしながら、これは求人票ではわかりづらく、実際面接に行ってみたり、働き出してみないとわからないのです。

私たちコンサルタントはこの部分を一番重視しています。求職者とリアル面談を行うのはその方の「キャラクター」を知りたいからです。メールでやり取りをしても履歴書を送ってもらっても、この部分というのは絶対にわからない部分です。そして、歯科医院が一番重視しているのもこの部分だからです。

人間性重視!

「学歴」や「スキル」は求職者の方が思うほど重要視されていないのをご存知ですか? 採用にあたって、一番重視されているのは「人間性」です。もちろん、先ほどお話したように、医院の雰囲気と先生の性格が合っているかどうかは大きなポイントですが、それ以前に

・ 常識をわきまえているか

・ コミュニケーションは問題なく取れるか

・ 医院のスタッフと仲良くできるか

・ 患者さんに好かれるタイプか

この辺りが一番気にされるところかもしれません。

「スタッフが嫌がる」「患者さんからクレームが来る」これを院長は一番嫌がられます。そのためそういう先生でないかという事が採用の基準と言えるでしょう。

 

「辞退」「不採用」の理由

・ 求人をしているから面接に行ったのに「不採用」だった。

・ 医院の方からスカウトメールが来たのに、面接に行ったら「不採用」にされ

  た。

・ 面接に行ったら実際のところ経験者が欲しかったみたい。

・ 条件がいいと思って面接に行ったけど、なんか自分には合わないと思って

  「辞退」した。

このような経験は多くの方がされているはずです。それは求人票には記載されていない以上のような事が大きく関係しています。実際、求職者の方とお会いすると、すでに自分で求人掲載をみて面接の予定を入れていると言われる方が多くおられます。どこに面接に行く予定か聞いてみると、絶対この方には合っていないと思う場合が多々あります。

先日も、「ここは経験者を募集していて、新卒の教育をしている時間は院長にはないのにな」と私は思っていたところ、案の定、「不採用」だったと報告を受けました。また「○○歯科医院に面接を受けに行きます」と求職者の方から伺ったけど、その方はとてもおとなしく、まじめな方、そこの歯科医院の院長は「うちは少々やんちゃな位の人の方が良いんです」と聞いている場合もあり、これもまた絶対に合っていないのになと思う事もありました。

私の経験から言うと、この求職者は全然合っていないところばかり面接に行っているなと思う事が良くあります。場所や条件ばかりを気にして、検索方法をそこに絞って探しているからかもしれません。そういう方は、面接→不採用、面接→辞退 の繰り返しばかりをされています。

こういう無駄な面接を繰り返さないためにも、コンサルタントの存在は重要であり、もっと利用すべきだと私は思っています。

 

まとめ

 いかがでしたか? 何度面接に行っても自分にマッチした職場を見つけることができない方は、一度コンサルタントに相談してみては如何でしょうか? 自分の探し方では何かが間違えているのかもしれません。また募集している条件と全然違うならば、先に教えてもらえれば無駄な面接に行く時間を削減できますよ。

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