歯科医師コラム

歯科医師 【教えて!】UIJターン転職の進め方

「Uターン転職」「Iターン転職」「Jターン転職」ってご存知ですか? コロナ禍を経験し、以前にも増して、地方への移住を考える人が増えています。とはいえ、離れたところへの就職・転職はどうやって探せばいいのかなと不安や戸惑いを感じている方も多いはず。 是非参考にして頂き、視野を広げて頂けたらと思います。

「地方創生」とは?

「地方創生」とは、第2次安倍政権が掲げた東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を高めようと、2014年に内閣によって生み出された言葉です。

今、コロナ禍を経験し、大都市圏で働く人の間で、「働く場所は過密な大都市圏にこだわる必要はないのではないか?」というマインドの変化が現れはじめ、地方への移住を伴う就職である「U・I・Jターン」への関心が高まりつつあります。

Uターン・Iターン・Jターン転職?

東京を始めとする大都市圏から地方に移住して就業することを「Uターン」「Iターン」「Jターン」といいます。都市での生活は便利な反面、生活コストが高いという難点があります。また、待機児童の問題もあり、仕事と子育ての両立がしやすい環境とはいえません。

地方は物価が安く、住宅費も抑えられる傾向にあり、自治体によっては住宅・子育て・仕事を支援する制度もあります。仕事をしながら子育てしやすい環境も整っているため、ワークライフバランスの実現のために地方で働くという選択肢もあります。

Uターン転職

Uターンとは、生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、再び生まれ育った故郷に移住すること。

Iターン転職

Iターンとは、生まれ育った故郷から進学や就職を機に故郷にはない要素を求めて、故郷とは別の地域に移住すること。

Jターン転職

Jターンは、生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、故郷にほど近い地方都市に移住すること。

 

歯科医師の場合、生まれ育った場所から、歯科大に入学するため、地元を離れている人がたくさんおられます。そのため臨床研修を終えたら、地元に戻って就職するという方もおられますし、研修後数年経って開業は地元でと考えて帰ってこられる方も多いです。

地方に戻ったら仕事がないと悩む人が多い中、歯科医師というのはどこに行っても働く事が出来ます。人が住んでいるところであれば歯科医院はあり、逆に都会以上に人手不足で求人募集をしているところはたくさんあります。

 

具体的に仕事を探す方法

どこで仕事を探すにしても、今住んでいるところから遠い場所で仕事探しをするとなると大変なのは確かです。地元に戻るのであれば土地勘はわかるものの、全く知らない場所であれば、交通状況すらもわからない事でしょう。

こういう時は、「就活・転職エージェント」を利用するに限ります。

遠距離で仕事を探すときの流れ

1. エージェントに登録する

2. コンサルタントに希望を伝える

3. コンサルタントから提案医院を紹介してもらう

4. 休みを利用して面接に行く

5. 職場が決まったら、住居を探す

6. 転居・転職

このような流れで進めていきましょう。エージェントを利用すれば、以上の流れをスムーズに進めてくれます。

エージェントに登録する

転居を希望する土地(地域)に強いエージェントを選ぶことをお勧めします。コンサルタントも土地勘がないということでは話になりません。

コンサルタントに希望を伝える

本当はコンサルタントと面談をして希望を伝えるのがベストですが、遠方で、仕事もしているということであれば難しいと思います。その時はzoomなどオンラインでの面談をして、転職に対する希望をしっかり伝えましょう。

・ これまでの自分の経験

・ どのあたりに住みたいと思っているか。もし、住む場所がすでに決まってい 

  る場合は駅名など具体的に伝えましょう。

・ どういった歯科医院を希望するか、自分が一番重視したいことは何かなどを

  伝えましょう。逆に望まないことも伝えるとよりコンサルタントに伝わりや

  すいです。

 

コンサルタントから提案医院を紹介してもらう

先生の希望に沿った医院をコンサルタントが紹介してくれます。紹介された歯科医院のサイトなどを確認して、自分が気になったところに面接を希望しましょう。

休みを利用して面接に行く

いくつかの医院に面接に行きたいという気持ちをコンサルタントに伝え、自分が有給休暇などを取れる日程を伝えましょう。コンサルタントが面接スケジュールを組んでくれます。

ただ、面接は多くても1日2件、少なければ1日1件程度しか組めません。

午前診療を見学して、お昼休みに面接

お昼休みに面接をして、午後診療を見学

午後診療を見学して、夜の診療後に面接

以上のようなパターンになることが多いです。その間に移動をしなければいけないため、うまくいって2件と思って休暇を取るようにしましょう。

よくあるのは土日を絡ませて、有給休暇を取られる方が多いのですが、土曜日は時間短縮の歯科医院が多いため、1件しか面接設定できません。日曜日はたいていの歯科医院が休診日となっていたり、診療していても忙しいため、面接設定できないことが多いです。

zoomなどオンラインを利用してまずは面談、その後感触の良かった歯科医院のみ改めて見学という方法も可能です。

職場が決まったら、住居を探す

住居が決まっていない人の多くは、まずは職場を決めてから、職場に近いところで住居を探されます。

 

どの位の期間を考えておけばいいの?

来年の4月から新しいスタートを切りたいんだけど、いつから動き出せばいいの?と思う人は多いはずです。意外に時間がかかってしまうため早めに動き出されることをお勧めします。とはいえ、退職の予定も何もまだ決まっていない段階で動き出すのはあまりお勧めしません。

まずは現職場に退職の意向を伝えることが第一段階です。

≪退職する場合は、3ヶ月前、半年前、1年前に申し出る≫                              という決まりを設けている医院が多いので、まずはそれに則って、ご自身で退職日を決めましょう。自分では退職したいと思っていても現職場から引き留められることもあり、転職活動を進めていたのに、挫折してしまうという場合もあります。そのようなことにならないために、まずは退職予定日を決めましょう。

職場を決めたあとに住居などを探す場合は、まずは職場を決めることが先決です。また、職場決めも住居決めも現地に行く必要が出てきますのでご自身がどれだけ休暇を取って動けるかを考えましょう。

また転職活動はダラダラと時間をかけることはおすすめしません。数カ所面接を受ける際に、何ヶ月にもわたって面接をしていると、ご自身も最初に面接してもらった医院の印象が薄れてしまいますし、医院側も採用と通知していたけれど、確定できなかったため、他の人を採用してしまう場合もあります。

遠方だからといって、1回だけの面接・見学で決めなくてはいけないわけではありません。もちろん、1回だけで決められたらベストですが、2件目、3件目を回っているうちに「1件目のここはどうだったかな~?」と思う場合も多々あります。その時は、コンサルタントにはっきり伝えて、改めて見学の日程を組んでもらう事をお勧めします。

具体例として、臨床研修を修了して4月から新天地でスタートしたいという方であれば、十分な余裕を持って7月位にエージェントに連絡をするのが良いかと思います。

7月

エージェント登録

コンサルタントとオンライン面談

コンサルタントから医院の提案 検討

8月(お盆休み頃) 医院見学
9月~10月 医院決定
年末まで 住居探し
3月 引越し

まとめ

特に歯科医師の場合、働く場所はどこにでもあります。今いる場所にこだわる必要もありませんし、何かの希望を叶えるためには全く違った地域・環境に身を置けば実現することもあります。全く未知の土地だとしても「就活・転職エージェント」に登録し、コンサルタントに依頼をすれば、思った以上に簡単に新天地での転職を叶えることができます。

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