歯科医師コラム

歯科医師  健診バイトについて知りたい!

歯科医師 健診バイトについて知りたい!

「健診バイト」ってどこで紹介してもらえるんだろうって思っている人は多いはず。学校健診は主に歯科医師会や大学(歯科大)からお声がかかることが多いようで、「健診バイト」はなかなか出回っていないのが現状です。ここでは「健診バイト」についてお話してみたいと思います。

歯科健診とは?

1. 学校健診

学校健診では、主に目視によるスクリーニング検査を行って頂きます。スクリーニング検査とは、大勢の人の中から「特定の病気の疑いがある人」の早期発見、早期治療につなげるための検査です。生徒さんのお口の中の状

態を、「健康・要観察・要治療・要精密検査」の4段階にふるい分けしていきます。保護者の方や本人も気づいていない、虫歯や歯並びなどの状態を識別すること、また治療途中のままになっている歯の「治療再開を促す」ことも目的としています。検査項目は、「歯について、歯垢、歯肉の状態、歯列咬合、顎関節」です。

2. 企業健診

働いている人たちの健康増進対策の一環として、虫歯や歯周病などの歯科疾患の予防と早期治療を図ることにより、事業所における口腔保健の向上と健康管理を推進しています。特に歯周病は、糖尿病や心臓病と同じく生活習慣病に位置づけられており、近年では、口の健康とからだの健康の関係性が高いことから、口腔ケアが重要であるとの報告も多くされています。しかしながら、現在では、一部の方以外、歯科健診は義務づけられていません。

3. 歯牙酸蝕健診

特定の有害物を取り扱ったり、有害な作業環境下で働く労働者に対しては、法律で特別の項目の健康診断が義務付けられています。 なかでも、塩酸、硝酸、硫酸、亜硫酸、フッ化水素、黄りんその他歯又はその支持組織に有害な物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務に従事する労働者に対しては、6ヶ月以内ごとに歯科医師による健康診断が義務付けられています。 これは、労働安全衛生法第66条第3項に基づく特殊健康診断の一つで、労働者数、取扱い物質の多少にかかわらず、歯科医師による健康診断が必要です。

 

歯科健診は以上のように分類されますが、企業健診が社会的に義務付けられていないこともあり、医科の健康診断のように件数が多くないため歯科医師の募集は少ないという状況です。

健診バイトの人気の理由

健診バイトは件数が少ないわりに大変人気の案件です。

・ 拘束時間が短い

・ 時給単価が高い

・ 単発のお仕事なので予定を入れやすい

・ 治療ではないので、ブランクのある方でもOK

朝は早めですが、午前中だけで終わったり、15時位までに終わる場合が多いため、お子さんがおられる女性ドクターにも働きやすいです。また短時間のわりにお給料が高いため、通常は勤務されている男性でもお休みの日であれば小銭稼ぎが出来ると思われている方も多いようです。継続したお仕事ではなく、一日一日単発のお仕事ですので、予定を立てやすいというのもメリットです。また治療をするわけではありませんので、結婚・子育てなどでブランクがあり診療から遠ざかっていた方には健診業務は行いやすいでしょう。

健診バイトの場所

では具体的に健診バイトはどこでするのかということですが、学校健診は学校の講堂などでされる場合が多く、寒い時期の健診はかなり寒さが応える環境でのお仕事になります。

また、歯牙酸蝕健診は基本的には、会社というよりは、工場や製造所という場所になることが多いです。そのため少し辺鄙な場所や、駅から離れた場所になることが多いです。

健診バイトに向かない方

残念ながら健診バイトには向かない方がおられます、それは仕事の内容ではなく、以下のような方です。

・ 時間厳守できない方

・ 突然の用事が入る可能性が多い方

・ 自主的に動けない方

受診者数からドクターの人数を割り出しているため、最低の人数となっています。時にはお一人で対応して頂く健診もありますので、「遅刻」や「お休み」は大きな支障をきたします。とはいえ、交通遅延などで遅れることは仕方のないことですが、自身の理由で時間厳守できない方には健診バイトは向かないと言えるでしょう。

また、人には色々な事情がありますので、突然お休みをしなくてはいけなくなる場合もあります。万が一先生がお休みとなると急遽代診で入って頂くドクターを探さなくてはいけなくなります。そのため例えば小さいお子様がおられ、当日、発熱などの可能性があるという方などはご自身で考慮して頂きたいと思います。とはいえ、子育て中で仕事復帰は出来ないけれど、健診バイトならという女性ドクターは多いです。その場合は、実家が近くにあり親が対応してくれるなど方法を考えておかれることをお勧めします。

歯牙酸蝕健診などでは、受診者数も少ない場合があります。その時は歯科医師一名でアシスタントなどがつかない場合もあります。そういった時には、受診者への呼び込み、健診、記入を一人でしてもらう場合もあります。

仕事の内容ややり方は最初に教えてもらえますが、その後は一人で機転を利かせて仕事をしてもらう必要があるため、常に指示待ちという方には向かないお仕事だと言えます。

まとめ

いかがでしたか? 「健診バイト」は仕事の内容的には決して難しいものではないため、今は子育て中でしっかり働く事は出来ないけれど、資格を活かして少しでも現場とかかわっていたいという方には最適なお仕事です。件数が多くないだけに「健診バイト」を狙っている人は多いですが、登録だけしておいてお仕事があればラッキーという程度で待っているのにはお勧めのお仕事だと思います。

歯科医師の就職・転職 無料相談はこちら