
常に進歩していく歯科治療は、生涯学び続ける必要があります。保険診療が一通りできるようになられた先生方は次のステップとして自費診療に取り掛かられます。 そのために必須なのは、セミナー受講です。これは終わりがなく、どんどん進歩していく歯科治療をずっと生涯学び続けなくてはなりません。 その費用というのはかなりの高額になってしまいます。そのため転職に際して、「セミナー代金補助」という項目は気になるところだと思います。
セミナー費用ってどのくらいかかるの?
(以下 参考価格)
インプラント100時間コース | 70万円 |
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SJCD ベーシックコース | 56万円 |
SJCD アドバンスコース | 140万円 |
JIADS ペリオ6ヶ月コース | 75万円 |
JIADS 補綴6ヶ月コース | 70万円 |
インビザライン導入コース | 10万円 |
明石矯正研修会 | 100万円 |
サイナスリフト・ソケットリフトセミナー | 35万円 |
歯科医師のセミナー受講費は以上のようにかなり高額になります。 この金額を自分で払うのか、半分は補助してもらえるのか、また全額補助してもらえるのかで大きな違いが出てきます。また交通費や宿泊費もバカにはなりません。その部分までフォローしますよという歯科医院もあるので、やはり「セミナー代金補助」は真剣に考えた方が良いでしょう。
「セミナー代金補助」は歯科医院によって違う
一概に「セミナー代金補助」と言っても、歯科医院によっていろいろと条件などが違うようです。例えばどういう違いがあるのでしょうか?
・ 全額補助(上限あり・なし)
・ 半額補助
・ 勤務継続3年以上の先生の場合、補助あり(条件付き)
・ 医院が指定したセミナーは全額補助、自分から申し入れの場合は一部補助
・ 補助なし
・ セミナーの交通費・宿泊費も医院が補助
大きく分けると以上のようになります。上限や条件を設定しているところもありますし、自分で支払わないと真剣にならないからセミナーの補助は無しという医院もあります。 お給料が高くてもセミナ―代金補助がなければこの高額の費用を自身で全額払わないといけない場合もありますし、逆に、多少お給料が低くても、セミナー代金全額補助というところもあります。
「給与額」「セミナー代金補助の有無」など個別に見るのではなく、転職の際はトータルに見ることがポイントです。
セミナーと費用について
セミナーは高額なものから、安価なものまでさまざまです。セミナーというのは学びたいことが学べるのであれば費用は関係ないと思いますが、やはりメジャーなセミナーを受けておく方がメリットはあるかもしれません。
これまで転職をお手伝いさせて頂いた経験上、やはり履歴書に記載された受講セミナーの話題になり、「あ、このセミナーを受けてるんだね。うちもみんな受けてもらっているよ。」という会話になることはよくあります。やはり多くの人が知っているセミナーであれば共通の認識があるという受け止め方をしてもらえるので、転職のメリットにはなると思います。高額のセミナーだとしても将来的に意義のあるセミナーであれば高額の価値はあるのではないでしょうか。

まとめ

歯科治療は生涯学び続ける必要があります。歯科医師のセミナーは高額になるので、医院が補助してくれるセミナー費用は大きなメリットと言えるでしょう。
