就職・転職Tips 歯科医師転職事情3

アナタの給与って相場に合ってる?

新卒のお給料の相場を教えて!

 関西を基準にお話をさせて頂くと、現在、新卒(臨床研修明け)の相場は、月給30万円という感じでしょうか。どんどん上昇傾向にあり、35万円というところも増えてきていますし、 少し交通が不便なクリニックだと新卒40万円で打ち出しているところもあります。 その反面、新卒は何もできないのだからと20万円台の歯科医院もまだまだあるのが現状です。

 一般的に求人票などでは「総支給額」が書かれていますので、税金などを引かれると実際の手取りはダウンします。 そういう意味では、総支給30万円の場合は手取りが20万円台になってしまうため、総支給35万円は欲しいと言われる方もおられます。

 さすがに30万円を切ると生活するのに厳しくなるかもしれませんので、30万円~35万円を基準に探されるのがいいのではないでしょうか。

 ただ、研修明けは何もできず、逆に院長や勤務医に手間をかけてしまう立場であることは肝に銘じるべきです。 この段階では給与よりも自分が成長できる歯科医院を選ぶことが第一です。 最初の3年間しっかり学んで働いた人は必ず3年後大きな成長をします。その時にはしっかりお給料も高く頂けるようになっているはずです。

2年目、3年目のお給料ってどの位なの?

 お給料の相場を質問されることは多いです。しかしながら経験と共にかなりバラツキが出てくるため一概には言えなくなってきます。 目安としては、1年で5万づつアップと思って頂いても良いかと思います。 「新卒(臨床研修明け)で30万円」「2年目で35万円」「3年目で40万円」。 これはあくまでも目安だと思って下さい。

最近は、「3年~5年は勤務して下さい」と言われる歯科医院も多いようです。 要するに最初は何も出来ないけれど、医院がその分負担してお給料を払うので、その代わり、3年~5年は働いて医院に貢献して下さいねという意味です。

稼ぐぞ~!

 3年~5年を過ぎた頃には一般診療はもちろん、自費も少しづつできるようになって、グンと収入もアップしてくるでしょう。 スタートこそどこの歯科医院も同じような金額ですが、その後の給与は、歯科医院の規模にもよるでしょうし、歯科医師のスキルで大きく変わってきます。

 では、2回目以降の転職の際には何を基準にするのかということですが、歯科医師の場合は、年齢でも、経験年数でもありません。 基本的には前職で保険診療・自費診療をどのくらい挙げていたのかというところになってきます。 実力主義の世界ですから、どんなに経験年数が長くても数字を上げられない人はお給料も上がらないということです。 経験を積んでくると「歩合制」というスタイルが主流になってきます。 「最低保障+歩合」の世界に入ってくると、年齢に関係なく月収100万円以上の人も出てきます。

歩合給ってどういうもの?

「保険の歩合は20%」「自費の歩合は23~25%」という歯科医院が比較的多いのではないでしょうか?

  • 固定給40万円+歩合
    40万円+(保険診療の点数×20%)+(自費治療の点数×23%)=●●万円
    のような計算になります。
  • 歩合給(最低保障40万円)
    (保険診療の点数×20%)+(自費治療の点数×23%)=●●万円
    ただ、●●万円が最低保障の40万円より下回る場合は、40万円は最低保障されます。
  • 完全歩合
    このようなパターンになってくるのではないでしょうか?
    (保険診療の点数×20%)+(自費治療の点数×23%)=●●万円

 「固定給40万円+歩合」の場合、支払い方としては、1ヶ月遅れ程度でお給料に加算される場合もありますし、歩合分を半年に1回賞与のような形で支給される医院もあります。 注意しないといけないのは、歩合分も入れたら1ヶ月100万円になる場合でも毎月は40万円という場合もあります。その分賞与時にまとめて入ってくるのですが、転職してすぐの数か月(賞与時期まで)は当面40万円しかありませんので、要注意です。特に家庭のある方であれば、気をつけた方がいいです。