就職・転職Tips 歯科衛生士 面接編5

ほかの人は転職の際どういうところを
チェックしているか知っていますか?

「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いって知ってますか?

 「完全」という文字がつくかつかないかで大きな違いがあるのを知っていますか?

完全週休二日制 1年を通じて毎週2日の休日が取得できることを指します。休日が1日しか取得できない週が1日でもあれば、完全週休二日制にはなりません。
週休二日制 2日休める週が月に1回以上あることを表します。最低でも1回あればいいため、2日休めるのは1週のみで、残り3週は休日が1日ということもありえます。

 ただ、歯科医院の場合は、基本的に「完全週休二日制」を取られているところが多いように感じます。 今週は一日しか休みはありませんという歯科医院は滅多にないような気がします。

 しかし、もう一つ気をつけなければいけないことがあります。

祝日の振替出勤あり? なし?

 週休2日というのが一般的ですが、祝日のある週は振替出勤になるのか、 もしくは週休2日に祝日がプラスされるのかによって年間休日は大きく変わってきます。

 例えば・・・木曜日・日曜日が休診日の歯科医院で月曜日が祝日だった場合、

①「祝日のある週は、木曜日は診療します」というパターン 月(祝)+日
②「祝日の振替出勤はありません」というパターン 月(祝)+木+日

 この違いは結構大きなものがあります。以前は多くの歯科医院が、①の「祝日のある週は、木曜日は診療します」というパターンを取っていました。 しかし、最近では歯科医院でも②の「祝日の振替出勤はありません」というパターンを取るところが増えています。 という事はかなりチェックポイントかもしれません。。

 「週休二日制」より「完全週休二日制」の方がいいですが、 上記の①②を比較すると、どう見ても②の方が良いですよね。「完全週休二日制」ですと主張される医院は①のパターンが多いかもしれません。

祝日の振替出勤「あり」か「なし」かはどうすればわかるの?

 ハローワークでは以下のような記載の違いが決まっているようです。

①「完全週休2日制(木・日・祝)」と表記されている場合 月(祝)+日
②「完全週休2日制(木・日)、祝日」と表記されている場合 月(祝)+木+日

 日本の祝日は平均年間15日で、これは世界で3位に挙げられるくらい多いとされています。 週休2日しかない医院と、月に1回は週休3日になる医院とでは、働くスタッフのモチベーションも変わってきますよね。 この辺りは、あとで思っていたのと違うという事にならないように、チェックしておいた方が良いでしょう。

有給休暇の消化についても気になる

 そもそも歯科医院の場合、「有給休暇」を消化できるのかという懸念があります。 ただ有給休暇を取らせないというのは違法になりますので、面接時に質問したところで「有給休暇はとれません」と答える院長はいないでしょう。 でも実際のところはどうなのかというところが知りたいところですよね。 有給休暇を気持ちよく取らせてもらえるのか、院長や周りのスタッフから圧力がかかるのかは、かなり重要ポイントだと思います。

 なぜ、有給休暇が取りにくいのかというのは、一人休むと仕事をする手が減るからです。 という考え方で言うならば、一概には言えませんが、スタッフ数が多い歯科医院は比較的有給休暇について取りやすい環境なのかなと思われます。 逆に、院長一人とスタッフ数人の最小限で回しているところは、なかなか言いにくい状況かもしれません。

 質問しにくい内容ですし、本当のところがわかりにくい部分ではありますが、医院の方から敢えて「有給休暇100%消化」など唱っていれば、 そこに焦点を置いているのかなと思われますが、こちらから聞かない限りその話題を出さないところは、 もしかしたらあまりスタッフの方も申請をされないのかもしれないですね。

有給休暇を医院が決めるって言われたけど、それって何?

 「年次有給休暇の計画的付与制度」というものを取り入れている歯科医院が増えてきました。これは、

年次有給休暇のうち5日を超える分について、労使協定を結ぶことで計画的に休暇取得日を割り振ることができる制度

 例えば、ゴールデンウィーク中の出勤日を計画付与日として指定したり、一定数の夏期休暇を設け、 その前後2日間を計画付与日として指定するなど、一定期間の休暇を取りやすいものとするために導入しています。 ただし労働者の個人的な理由で取得できる年休日を残しておく必要があり、計画的付与の対象となるのは年休のうち5日を超える部分とされています。 もし、入社6ヶ月未満で年休が付与されていないなど年休をもっていない方が計画的付与の対象となった場合には特別に有給休暇を与えるなどし、 不利にならないよう取り扱わなくてはいけないという規定があります。

 これは、有給休暇を取りやすくするための制度ですが、労働者側からすれば、自分の好きな時に取れる有給休暇の日数が減ったという事にもなります。 そのためこの制度を導入していない歯科医院で勤務した場合、例えば有給休暇が10日付与され、旅行に行ったり、 体調不良で10日間を消化することができますが、この制度を導入している歯科医院の場合、個人的理由で取得できるのは5日間ですという場合もあります。 ただし、導入していない歯科医院なら10日間気持ちよく休めるのかというと、そのあたりはわかりませんが・・・

「残業」と「スキルアップ」

 最近では「残業ほぼなし!」というところが増えています。以前、衛生士さんたちの意見を聞いたところ、30分まで時間が延びるのは許せるそうです。 例えば、18時半までと聞いていたけれど、 19時くらいになってしまうというのは許容範囲だそうですが、18時半と聞いていたのに、 20時になってしまうというのは納得がいかないと皆さん声をそろえておられました。

 また、「残業」はないけれど、スキルアップのためにみんなが居残りをする風潮というのもあります。全員が練習のために残っているのに、 一人だけ帰りづらいというシチュエーションもあるでしょう。この辺りは、面接時に聞いておきたいところです。 しかし、「これから頑張ります」と言って面接を受けているのに、「休み」「終了時間」「残業」のことを聞くと、あなたの心象を悪くしてしまう可能性があります。

例えば、

  • 「毎日スタッフの方は何時くらいに医院を出られていますか?」
  • 「衛生士として自主的に練習したい場合は皆さんいつされていますか?」

と聞いてみるのはどうでしょうか? そうすると、院長は、

  • 「19時に終わって、19時15分にはみんな出てます」
  • 「みんな夜は早く帰りたいからお昼の昼食後とかに練習しています」
  • 「月に1回、外部から講師を招いて勉強会をしているので、この日は20時くらいの終了です」

など色々な答えが返ってくるでしょう。イメージダウンにならないような質問の仕方を考えましょう。